サロン仕上げのツヤ髪を長持ちさせるには日々の習慣が重要
美容室で髪を整えてもらった直後のツヤとまとまり感は、誰もが憧れる仕上がりです。しかし、数日も経つと「もう元通り…」と感じたことはありませんか?実は、その違いは毎日の生活習慣によるもの。プロの施術を活かすも殺すも、日々の行動次第なのです。
ここでは、美容室帰りの美髪を長くキープするために押さえておきたい、3つの生活習慣をご紹介します。
1. 就寝前のヘアケアを丁寧に行う
髪のダメージは、睡眠中に蓄積されやすい傾向があります。特に濡れたまま寝ることは、摩擦や頭皮環境の悪化を招き、美髪の大敵です。就寝前の習慣を見直すだけでも、髪の状態が大きく変わります。
* 髪はしっかり乾かしてから寝る
* 洗い流さないトリートメントを活用する
* 絹素材の枕カバーを使って摩擦を軽減する
ドライヤーを使うときは、温風で根元から乾かし、仕上げに冷風を当てるとツヤ感がアップします。濡れた髪はキューティクルが開いて傷みやすいため、必ず乾いた状態で眠りにつきましょう。
2. 栄養バランスの良い食事を心がける
髪は「体の一部」です。外側からのケアも重要ですが、体内からの栄養補給も欠かせません。とくに以下の栄養素は、美髪を育むために重要です。
* タンパク質:髪の主成分「ケラチン」を構成
* 亜鉛:タンパク質の合成をサポート
* ビタミンB群:頭皮の代謝を促進
* 鉄分:血流を良くし、毛根へ栄養を運ぶ
これらを意識して摂るためには、肉・魚・卵・大豆製品・緑黄色野菜などをバランスよく組み合わせた食事が理想的です。
また、髪のためにも暴飲暴食や極端な食事制限は避けるようにしましょう。
3. 紫外線や熱から髪を守る習慣をつける
美髪を保つうえで見落としがちなのが「紫外線」や「熱」によるダメージです。
特に春夏は紫外線が強く、髪のキューティクルを傷つけてツヤを奪ってしまいます。さらに毎日のアイロンやコテも、長期的には髪質を劣化させる要因に。
紫外線対策のポイント
* UVカット効果のあるヘアスプレーを使用する
* 帽子や日傘を使って髪に直接陽射しを当てない
* 夏場の屋外では結ぶスタイルで髪表面の露出を減らす
UV対策は肌だけでなく髪にも必要なケアです。外出前のひと手間が、ツヤ髪の持続につながります。
熱によるダメージを防ぐ方法
* ヘアアイロンは必要最低限にとどめる
* 使用前には必ず「熱から守るオイルやミスト」をつける
* ドライヤーは同じ場所に当てすぎないよう注意する
アイロンを高温で頻繁に使うと、髪が硬くパサつきやすくなります。できるだけナチュラルなスタイリングにシフトし、髪への負担を減らしていきましょう。
ツヤ髪をキープするための習慣は積み重ねがカギ
サロン帰りのようなツヤと手触りを長くキープするには、日々の積み重ねが重要です。一度のトリートメントや高級なシャンプーだけでは、根本的な改善は難しいもの。
生活の中で取り入れやすい小さな習慣をコツコツ続けることで、髪質そのものが整い、自然とツヤが宿るようになります。
また、定期的に美容室でプロのケアを受けることもおすすめです。自宅でのケア方法について相談してみるのもよいでしょう。美髪への近道は、正しい知識と継続的な実践です。